社葬

寺の入口

一般では社葬の前に密葬が行われる場合が多いのですが、社葬や本葬儀に対して密葬の儀式自体が出棺式といえるでしょう。密葬は身内だけで行い、会葬を受付けないのが建前なので出棺に先立ち会葬者への挨拶を喪主からすることはありません。遺体での社葬が行われる場合はスケジュールの関係上、別れの花の儀式は自宅を出るときに済ませておいた方がよいです。出棺式で見送る社員は霊柩車の進行方向の前方に整列し、霊柩車を先頭にハイヤーやマイクロバスなどの葬列が静かに発車しますが、これに対して社員は威儀を正して拝礼し、見送ります。社葬のクライマックスともいえる瞬間です。葬儀場から火葬場へ車で移動する場合、配車係は火葬場へ同行する人の人選や、乗車区分、火葬場までの道順のプリントなど重要な仕事となってきます。

会社の葬儀、社葬のあと処理の仕方で、社葬全体の印象の良し悪しを左右します。ただちに後始末にかかり、香典は香典帳を作成し、住所や氏名、金額を確認してから遺族へ渡します。会葬礼状は三日以内に郵送したほうがよいでしょう。香典は通夜、葬儀を通じて弔問客から受付係が預かります。香典は、故人の霊前に捧げられたものなので会社側から渡された香典と香典帳を元に遺族は忌明け後に香典返しをし、一般的には金額に応じていくつかのランクに分けた品々が返されます。香典返しの費用は、社葬経費として計上される性質のもではないです。戒名料と同じく遺族側の問題なので一般の家庭葬と同様のやり方で行うことになります。香典返しの品物の金額は包んであった金額の半分くらいで「半返し」が一般的です。